2017年ファーストヴィンテージ!
新たなる最高峰キュヴェであり、祖父アンリ・リニエへのオマージュワイン。
ユベール・リニエの歴史は1880年にジャック・リニエがブドウ栽培を開始したことから始まります。1970年代にユベール・リニエがブドウ栽培農家からドメーヌへと事業を拡大し、瞬く間に入手困難なブランドとしての地位を確立しました。1990年代に末息子のロマンがドメーヌのワイン造りを受け継ぎました。肉厚で凝縮感のある力強いスタイルを持つユベールのワインに、エレガンスとバランスの良さを付け加えたロマンのワインは大成功を収め、従来のスタイルを支持していたアメリカ市場だけでなく、世界中から新たなファンを獲得しました。
「クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ MCMLV」は1955年に祖父であるアンリ・リエ氏によっての植えられた「モン・リュイザン」の区画のブドウから造られています。ドメーヌの最もクオリティの高い株をマサル・セレクションによって選りすぐっており、収量はかなり少ないものです。さらに、その中でもミルランダージュ(結実不良)の葡萄を選りすぐり造られています。
厚みのある果皮が、素晴らしい深みと凝縮感のあるジュースを与えてくれます。実際出来上がったワインのテクスチャーは驚くべきもので、フレッシュさ、熟した果実の力強さとピュアさ、ベルベットのような滑らかで美しいタンニン、塩気のあるタッチで驚くほど長い余韻を持ち、唯一無二のテロワールの素晴らしさを表現しています。
テクニカル情報
新樽率は必要最小限に抑え、シュールリー熟成の期間は、20~22ヶ月間と比較的長めにとっています。ワインは、マロラクティック発酵後、澱引きは行わず、重力の力だけを利用して無清澄で瓶詰めすることにより、フレッシュでエレガントなスタイルを保持した熟成ポテンシャルの高いワインに仕上げています。
DOMAINE HUBERT LIGNIER Clos de la Roche Grand Cru MCMLV
ドメーヌ・ユベール・リニエ クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ MCMLV
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ
原産地呼称:AOC. CLOS DE LA ROCHE
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
輸入元資料より
Clos de la Roche MCMLV Grand Cruは1955年に祖父アンリ・リニエが植えた、モンリュイザンに位置する畑のブドウから造られます。アンリによってドメーヌの中から選りすぐられた株が丹念に接ぎ木され、開墾された畑です。25アールのこの畑は主に、実があまり付かないとても小さな木が中心ですが、皮は厚く実は濃縮し深みのあるジュースをもたらしてくれます。
生産量は年によりますが、平均的に15~25ヘクトリットルです。土壌は表面は小石が多く、その下に貝殻(真珠)の層、岩で、その割れ目からブドウの根が張っていきます。栽培はビオディナミで、ワインのナチュラルさ、本物のミネラル土壌を完全なものにしています。ワインは伝統的な製法です。30%が全房。イノックスタンクで20日間、土着酵母のみでアルコール発酵します。シュール・リーで21か月樽熟成。重力を利用し澱引き、そして瓶詰めをします。濾過、コラージュはしません。
素晴らしい熟成を可能にしてくれそうなメインラベルは画家のジョイス・デリマータが手掛けています。このクロ・ド・ラ・ロッシュのテクスチャーは素晴らしく、クリマのフレッシュさ、濃縮感、熟れた果実のピュアさ、ビロードのようなタンニン、驚くべき余韻の長さ、少しの塩気、これら全てが繋がりテロワールを表現しています。 ※MCMLVはラテン数字の1955を意味します。
vinous:97+ ポイント
(96-98) Drinking Window 2028 - 2060 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021)
The 2020 Clos-de-la-Roche "Cuvee MCMLV" Grand Cru contains 30% whole bunch and 50% new oak that undergoes a long toasting. My sample was a combination of the two barrels. It has quite a precocious bouquet with a mixture of red and blue fruit laced with graphite and sous-bois. The palate is medium-bodied with silky smooth tannins, enthralling depth with a touch of white pepper towards the finish that fans out like there is no tomorrow. There is a tangible difference betwee the two cuvees this year. Magnificent. - By Neal Martin on November 2021
ワインアドヴォケイト:(95-97) ポイント
The Wine Advocate RP (95-97) Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: N/A
The old-vine 2020 Clos de la Roche Grand Cru Cuvee MCMLV mingles aromas of cassis and wild berries with hints of licorice, black truffle, loamy soil and toasty new oak. Full-bodied, layered and multidimensional, its deep and vibrant. Its more intense and finer-boned than the ampler, richer regular bottling. Both, however, are playing at a very high level.
Laurent Lignier began his harvest on August 27, reporting below-average yields and finished alcohols between 13% and 14%. Once again, the result is a fine vintage for both his domaine holdings and negociant sources-the latter, amounting to some 3.5 hectares of vines, now clearly distinguished in our reviews. As readers will know, winemaking is pretty classical at this address, with a short cold maceration, two to three weeks maceration with one pigeage and one remontage per day and maturation in barrels, some one-third of which are new-if possible, without racking-for fully 22 months in the domaines cold cellars. The 2020s are more primary and tightly wound than Ligniers 2019s, but theyre similar in terms of ultimate quality and are well worth seeking out. Published: Jan 21, 2022